30代後半現役ビジネスパーソンによる、ビジネス書評ブログです。辛口記事は、ビジネス書の価値を誰よりも認める愛情の裏返し。理論と実践、書籍と現場。互いに認め、高め合っていきましょう!
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120冊目:【星3つ】ハーバード戦略教室(シンシア・モンゴメリー)



【評価】★★★☆☆(3つ星):少しでも興味を感じたらぜひ読んでほしい。価格相応の価値はある。


ハーバード・ビジネス・スクール教授による戦略論講義のエッセンスを書籍化した一冊です。


年間売上が約10億円~2000億円の企業の創業者、オーナー、経営者だけが受講できるプログラム内容が書籍化される!というのが本書のウリになっています。


「秘密講義」「門外不出」という宣伝文句が踊りますが、内容はきわめてオーソドックスな戦略論です。MBAのstrategyクラスならば、どこでも普通に取り上げており、書籍でももれなく記載されていそうな内容です。

ケーススタディも、IKEAをはじめとするポピュラーなものが名を連ねています。


戦略の立案者とリーダーは不可分だというのが著者の最重要な主張ポイントかと思います

そうした指揮官を「ストラテジスト(戦略家)」と呼んでいるのですが、このクラスの最大の見どころであるはずの“受講者がストラテジストとして目覚めていく様子”があまり描かれていないのは消化不良でした


個人的に非常に期待していた一冊だったので、ちょっと物足りなさはありました

・・・が、冷静に見れば、MBA戦略ものとしては相応の水準は満たした書籍といえるでしょう。授業のライブ感は少ない代わりに、読みやすくまとまっているともいえます。

ぜひ手に取ってみてください!


最後は、いつものとおり要約&備忘メモをば。


●企業に違いをもたらすのは「目標」。例……IKEAにとって、低価格はゴールではなく、「より快適な毎日を、より多くの人に」という目標を達成するための手段

●良い目標は、あなたと他者の違いを際立たせる

●戦略を策定し進めるという大変な作業をスムーズに始める唯一の方法は、すべてを書き出すこと。⇒戦略は、ふと頭に浮かんでくるものではなく、自分のビジネスを段階的に一つ一つ分析検証していくなかで、徐々に明らかになっていくものなのだ

●ストラテジストには、コントロールできない偶然性を受け入れ、それとともに生きていく覚悟が求められる。コントロールしたいという思いを捨て、臨機応変に戦略を見直し、作り変えていくのである

●エグゼクティブが高給をもらえるのは、その判断が正しいからではなく、組織をうまく導くことを期待されているからだということを認識すべき

●戦略を決めるというのは、何をして何をしないかを選択すること。議論のための議論に陥ることなく、結論を出すことが重要






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